三世因果の教え①
釈尊が説かれた『業(ごう)の不滅』・・・業道輪廻転生
『阿含経』
「因果応報なるが故に来世なきに非ず、無我なるが故に常有に非ず」と説かれています
『業』(ごう)とは、”カルマ”(梵語)、”行為”という意味です
行為は残る。一種の力となって残る。その業力が因となって果を結ぶ
善因は善果、悪因は悪果となる
仏といえどもこも道理に背くことは出来ない
仏自身がこの理法を自覚して、こも理法を随順することによって正覚を開いた
業は精神でも物質でもない。今生の身心は離散しても業は残る
この業は次生の身心を生み出す
今生の身心と次生の身心とは同一のものではないが、業が両者をつなげる働きをする
仏教の因果の教えは、過去・現在・未来の三世の実在を説き、三世を通しての因果を説く