真実の自己とは(No.1)
“心常念悪“の姿
「心で常に悪いことを想っている」という意味です
その悪の根源が煩悩なんです
108の煩悩の中でもこの3つが一番の悪の煩悩なのです
貧欲・瞋恚・愚痴「とんよく・しんに・ぐち」を『三毒の煩悩』と言います
貧欲には5つの欲があります
食欲・色欲・名誉欲・財欲・睡眠欲・・・・・五欲
食欲・・・食べたいという欲です 生きるためには食べなければならない身なのです
睡眠も欲だと説かれています
睡眠は欲望ではなく生きるための事象ではと思いますがお釈迦さんは欲の一つとおっしゃっています
色欲、名誉欲、財欲は自分のエゴで起こるもので悪の煩悩と理解できるが
食欲も睡眠欲も生きるためには必要なものであって、悪の煩悩とは理解し難いと思われがちですが
釈尊はそれらも煩悩であると説かれています
なぜなら欲とは有れば有るで欲しい、無ければ無いで欲しい もうこれでいらないとはならないのです 限りが無いのです
縁に触れれば何をするか分からない恐ろしい心が潜んでいるのです
だから毒の入った煩悩と言われています
それが私の真実の相(すがた)なのです 合掌