彼岸会お参り
お彼岸の今日、大野の誓念寺にお参りに行ってきました
コロナ禍にあって、お寺も新たな生活様式とのことで
お参りの椅子の間隔もあけ、お説教の時間も短めに実施されました
お説教の中でこんなお話がありました
「和顔愛語」(わげんあいご)という言葉はよく見聞きしていることと思いますが
実は、その続きに次の言葉があります
「先意承問」(せんいじょうもん)
「和顔愛語 先意承問」という言葉は、『大無量寿経』というお経の中に出てきます
「和顔愛語」とは、「和やかな顔と思いやりの言葉で人に接」すること
「顔にすぐ出る」とよく言われますが、私たち凡夫(ぼんぶ)は、嫌なことや気に入らないことなどがあった時には、顔の表情が怒り顔になってしまいます
そんな辛い時や愚痴をこぼしたい時こそ、まず自分から笑顔と優しい言葉で周りの人に接する姿勢が大事ということです
日常の生活で「和顔愛語」を心がけようと努めていますが、なかなか出来ません 簡単なことではありません
そこで、次の言葉があります
「先意承問」とは、「先に相手の気持ちを察して、相手のために何が出来るか自分自身に問いただす」ことです
つまり、「和顔愛語 先意承問」はセットにして覚えておかなければなりません
「和やかな顔と、思いやりの言葉で人に接することで、相手の気持ちをいたわって、先に相手の気持ちを察して、相手のために何が出来るかを考えて、自ら進んで、手を差し伸べていく」
この夏日本中が熱く燃えました 東京2020オリンピック・パラリンピック
柔道🥋73キログラム級金メダリスト大野将平
勝っても決してガッツポーズはしません 何故なのかそのわけを尋ねると
彼は「相手のことを考えると、負けて悔しがっているとこへ追い討ちをかけるようにガッツポーズまですることはない」
まさしく、「先意承問」の姿ではないでしょうか のお話も出てきました
相手に和やかな顔をしてもらいたいなら、自分がまず和やかな顔をしてあげる
相手に優しい言葉をかけてもらいたいなら、自分がまず優しい言葉をかけてあげる
こんな日常生活の姿を願っています
お説教を聞くって本当にいいですね!