真実の自己とは(No.2)
『口常言悪』(くじょうごんあく)
「口では常に悪いことを言っている」という意味です。具体的には、特にこの4つをあげています
綺語(きご)・・・きれいごと
悪口(あっこう)・・・わるぐち
両舌(りょうぜつ)・・・二枚舌
妄語(もうご)・・・うそ
これら4つ合わせて「四悪」と言います
お釈迦さんは、人間の姿だと説いています
『身常行悪』(しんじょうぎょうあく)
「身体では常に悪いことを行なっている」と言う意味です。具体的には、特にこの3つをあげています
殺生(せっしょう)・・・あらゆる生き物を殺す
偸盗(ちゅうとう)・・・他人のものを盗む
邪淫(じゃいん)・・・自分の妻に満足出来ずに人妻と通じる
これら3つ合わせて「三悪」と言います
お釈迦さんは、これが人間の姿だと説いています
殺生の殺し方に3通りあり、
1. 自殺・・・自分自身で直接殺す
2.他殺・・・間接的に他人に命じて殺す
3.随喜同業(ずいきどうごう)・・・他人が殺生しているのを眺めて楽しむ。肉を食べて喜ぶこともこの意味になります
ところで、皆さんは、この3つの中で1番罪が重いのはどれだと思われますか?
3番の随喜同業です
お釈迦さんはそのように説いておられます